英語力を表現する際、「大学での授業が理解できる」、「自分の言いたいことを相手に伝えることができる」、「テレビのニュースの内容がわかる」、「討論ができる」、「つまらずに会話のキャッチボールができる」などが考えられます。しかし客観的に自己判断をするのはなかなか難しいものです。そこで、各種の英語検定試験を定期的に受けることで常に自分の英語力、弱点を把握し、その克服のためにしなければならないことが把握できます。検定試験として人気があるのは、IELTS、ケンブリッジ検定、TOEFL、TOEICなどです。合格・不合格で英語力を判断する方法と、相対的な評価、すなわちすべての受験者に対する自分のスコアが算出される方法とがあります。
日本ではTOEICでの英語力判断が主流ですが、オーストラリアで進学する場合はIELTSかTOEFLのスコアのみが有効です。例えばTOEICの点数が高いからといって大学に入れるわけではなく、ダイレクトエントリーシステムを利用しない限りいずれかの検定を受けなければなりません。
基本的な考え方として、大学への進学に必要な英語力は4種類(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)とも平均的に能力があることが求められます。どれか1つだけスコアが低すぎるだけでも進学はできません。目安としては、TAFEや専門学校への進学でIELTS5.5~6.0以上、大学で6.5~7.0以上、それぞれ専攻学科によって求められる英語力が異なります。
よく「日常英会話レベル」といった表現がなされますが、簡単に言うと「要点を理解し、会話のキャッチボールが続けられるレベル」と言いかえることができるでしょう。何度も聞きなおさずにスムーズに会話を進行できるレベルです。
しかし、日常会話の中には天気の話、道路事情の話、友人の話、経済の話、街の話、医療の話、歴史の話など実に様々ですから、「日常英会話レベル」と一口に言っても実に幅の広いものであることが分かります。
オーストラリアで仕事をする際、その仕事内容に見合った「会話のキャッチボール」を続けられる英語力があることが雇用の最低条件です。営業であれば「モノを売り、交渉できる」程度でしょうし、接客業であれば「相手をもてなし、きちんと対応できる」程度となるでしょう。
よく「英語環境で仕事をすれば英語力が伸びる」と言われます。間違いではありませんが、その前に「英語ができなければ仕事がない」のもまた事実です。卵が先か、鶏が先かという水掛け論になりますが、最低限社内やお客様との間で相互理解ができなければならないのは当然のこと、仕事をして給与をもらう以上は会社に利益をあげる人材である必要もあるでしょう。
常に「会話のキャッチボール」を意識するようにし、自分が希望する仕事で使えるくらいの語威力、文法力、表現力を身につけたいものです。

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